首都直下型地震の震度シュミレーション
◆都心部で震度6強・震度6弱は広範囲に
それでは、実際に首都圏で地震が発生した場合、その揺れはどの程度になるのでしょうか?東京近郊で切迫性が高い地震として「東京湾北部地震」(プレート型)でシュミレーションした結果が以下の通りとなります。東京湾沿いや比較的地盤がゆるい地域で震度6強、さらに震度6弱以上では都県を越えて広範囲に広がっています。
また、建物への影響については、「荒川沿いの多くの建物が全壊」、「木造密集市街地(環6・環7沿い)の焼失が顕著」になると予測されています。該当地域にお住まいの方は、特に警戒が必要です。

首都直下型地震の被害予測
◆全壊焼失85万棟・死者1万1000人・避難者数700万人
上記のような揺れが生じた場合、実際の被害状況はどうなるのでしょうか?これは、発生した時間帯や風速によっても大きく左右されますが、仮に、「冬夕方18時・風速15m」と想定した場合、建物の全壊・焼失は85万棟・死者は1万1000人規模で、阪神大震災を上回ると予測されています。


また、避難者数は最大700万人、震災1ヶ月後でも410万人と想定され、大都市丸ごと1つ分の生活基盤が失われる計算となります。ライフラインの復興も含め、震災前の日常を取り戻すには、かなりの時間を要するものと思われます。なお、今回のシュミレーションでは、性善説の視点から定量化しやすいものが最低限算出された結果であり、以下にあげるような事態も覚悟しておく必要があります。
◎長周期地震動による高層ビルの壊滅的な被害
◎余震や大量降雨による2次被害(河川の決壊等)
◎大規模集客施設での火災・パニック行動
◎商店や留守宅での盗難や治安の悪化
◎新幹線を含む鉄道や高速道での衝突・転落事故
◎株価や為替暴落による経済活動への影響(被害総額112兆円は国家予算を上回ります)